小城製薬株式会社

人と自然を創造する - 誰もが健康であるために。

社標説明 - 創業当時から亀甲印に至るまで

経営の基本理念

創業者、小城忠治が初めに勘えた「會社發展の経営方法」にある9つの言葉は現在の社標「亀甲印」の原型です。

資金 人材 労力 設備 技術 能率 為替 商品 商売
これら必要不可欠なもの全てが均衡を保ち続け、社業を發展させるために

常に創意工夫をして
  一. 無駄を省きて
  一. 有効活用せよ
繰合的に考えて

昭和5年(1930)~昭和60年(1985)

「丸忠印」は 薬種貿易商 小城忠治商店 から 株式会社 小城忠治商店 において用いられていた社標です。


昭和60年(1985)~現在

創業55周年、小城製薬株式会社へ社名変更にともない、現在の亀甲印の社標となりました。 各頂点の意味 描写規定

丸忠印のある品々

往来の商いで用いられていた物品には旧社標「丸忠印」が示された物が多く存在ます。 ここではそれらの一部を紹介しています。 「丸忠印」は現在もなお、 商標登録として、 商品の1つである蜜蝋の型の他、包装資材、封緘ラベルなどにも使用されています。

暖簾
『布の看板』とも言われる暖簾は日本独自の商家の広告媒体です。 古来、建物に直接風や光が入らぬよう、目隠も兼ねて内外を柔らかに仕切る布でしたが、 いずれ営業中を揚げる目印として使われました。屋号や業種、商品などを知らしめる文字を染め抜いた、 白抜きのデザインが多く、色の違いで凡その業種が区別されることもあり、 藍染による紺は堅実商法を旨とする商家に多く見られました。
軒下両面看板
『薬種』とは、くすりのタネ=薬の材料、つまり生薬等の漢方薬を意味します。 当社が抽出事業を始める前からの主力商品が宣伝されています。 この看板は裏と表の区別がなく、両面に同じ宣伝内容が記されています。 これは、店の軒下に、うだつ代わりを兼ねて間口に対して垂直に取り付けられ、 街中を行き交う人々に対して遠目からでも店の存在を示すことを目的としていました。
金看板
金文字を彫りこんだ看板、その輝きと重厚感は世間に対して高品質な商品と商店の格式、 十分信用するに足ることの表現として用いられてきました。 また、商売の繁盛を潜在的に印象づけるための重要な媒体として非常に重要でした。 人と物、どちらも大切にする先代からの習わしで、大切に保管されており、その輝きは現在も健在です。
蜜蝋のラベル
昔の蜜蝋のラベル、枠内には『本品ハ日光漂白ノ方法ニ依り製造セルモノデ 品質ハ全テ日本薬局方晒蜜蝋ノ規格ニ適合スルモノデス』と表記されています。 かつて行われていた日光漂白の頃の懐かしいラベルです。 右上の「月」と「雪」は商品の等級を示し、 製法以外に、融点、酸価、エステル価の規格も記されています。 製造業者の所在地は旧行政地名の大阪市東区道修町三丁目5番地となっています。
封緘ラベル
蜜蝋やメントールの封緘ラベル、「厳重に封をすること」それは品質保証を意味します。 その証として丸忠印が示さた封緘ラベルが使用されていました。 緑の葉は和薄荷のイラスト、 海外への輸出向けのデザインもあります。 丸忠の封緘は現在も蜜蝋などの製品に見ることができます。
算盤・大福帳
商用の算盤は、元来、計算を相手に見えにくくするため、 底の隠し板を手前に傾斜させて使う方法があります。 5の数の入れ方が上段1珠 又は 下段5珠の2通りがあるため、 相手に計算を判りにくくする事もできます。また逆に、 商談時に繰り上がりを丁寧に説明しながらの計算も可能です。 社業の何らか節目を祝い、算盤の底板に屋号や取扱品目などを彫刻し、 記念品として捧げる習慣もありました。 右は売買勘定の元帳、得意先との取引状況を総括したような元帳で、 繁盛と福運を願い「大帳」に縁起の良い「福」を付け大福帳と呼ばれていました。
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