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京都府亀岡市 小城製薬株式会社 亀岡工場
亀岡工場 本社(道修町)
事業の発展と持続可能な社会の両立

自然の恵みを最大限に享受して生きる私たち
地球も経済も、持続可能でこそ豊かな未来が実現します。
当社の事業も植物などの天然資源を原材料としています。
SDGsとの親和性が高い植物成分抽出事業・・・

私たちは社会のニーズに応えた
商品やサービスなどを広く世に供給するだけでなく
事業をとり巻く全ての人材・設備・自然環境・地域社会などの
あらゆる側面において、SDGsの包括的な概念を取り入れ、
事業の発展だけでなく、人も地域も社会も
全ての未来にとって有益となるような
事業活動を目指しています。

生産拠点のあるまち・亀岡市-
持続可能なまちづくりと地域の活性化

当社が植物成分抽出事業を行う京都府亀岡市は内閣府より
「SDGs未来都市」ならびに「自治体SDGsモデル事業」に
認定されたまちです。地元を流れる淀川水系の一つ、
保津川の美化と生態系の保全を目的とした全国初の
「プラスチック製レジ袋提供禁止条例」が
施行されたまちとしても有名です。

私たちは、環境先進都市で豊かな緑に包まれ
歴史・文化・観光が融合するこの地に深く根差し
今後も事業を継続していくため、亀岡市の持続可能な
まちづくりや、地域の活性化に向けた様々な取組を提言しています。

-私たちの亀岡工場
持続可能な未来に向けた活動

亀岡工場では環境配慮型車両と太陽光発電システムの早期
導入による環境負荷の低減を契機に、事業の発展とその
運営に必要なエネルギー、これら2つの相反する課題に
着眼してきました。化石燃料への依存度が高く
エネルギー自給率が低い日本において
持続可能な未来のために何をすべきか

亀岡工場では季節や時間ごとでの
電力需要バランスに応じた工場の稼働を実践し、
工場可動のエネルギーとなる熱源を重油から都市ガスへ
燃料転換し、CO2排出量の大幅削減を実現ました。
工場運営の中枢を担う管理棟と研究棟の空調には地中熱などの
クリーンエネルギーを有効活用し、屋上緑化をはじめとした環境保全を推進しています。

人にやさしい 地域にやさしい 環境にやさしい

福祉・教育・文化・観光・環境・行事・防災
亀岡市をはじめとする地域社会への貢献事業

堅実な事業の発展とその運営を可能としてきた地域社会に対して、 SDGsの目標3である「健康と福祉の確保」をテーマに、 車いすを寄贈して以来、子どもたちが健やかに育つまちづくりのための施設など、 積極的な地域貢献活動を行っています。
京都亀岡ハーフマラソン エアアーチ寄贈 保健衛生の向上と福祉の充実 災害時における
臨時避難所施設利用協定の締結
心地よいまちづくり、
心地よい環境のために
亀岡運動公園野球場整備事業 次世代を担う子どもたちが
健やかに育つまちづくり
企業としての新たな 価値創出 福祉・教育・文化・観光・環境・
行事・防災など、収益を介した
地域社会への貢献事業を推進し、
人々の日常に寄り添い、必要と
される企業を目指しています。

次世代を担う子どもたちが健やかに育つまち
質の高い生涯学習のまちつくりのために

私たちの生産拠点のある亀岡市SDGs未来都市のまちです。亀岡市では SDGsの目標の1つ、「包括的かつ公平で質の高い教育」の実現に向け 「子どもファースト宣言」を掲げ、安心して子育てできる環境づくり、 子どもたちが健やかに育つまちづくりのため、各種施策を進めています。
亀岡工場では「人にやさしい・環境にやさしい・地域にやさしい」という 理念のもと、亀岡市が掲げるビジョンや目標に賛同し、その実現に向けた 取り組みを推進しています。
事業の節目を記念して、 様々な地域に密着した社会貢献活動を行っています。
亀岡市の子育て支援の一環として 「子どもたちとの思いでづくり」 をテーマに、熱気球体験フライト を開催しました。
輝かしい未来を担う子供 たちと、子育てを頑張る 人のために、地元で開催 されるものづくり体験イ ベント、サイエンスフェ スタに出展し、小中学生、 幼児とその保 護者の皆様 とふれあい、「見て・触れ て・作る」ものづくりの楽 しさを共有しました。
天候を気にせず遊べる未就学児向けのあそび広場 がガレリアかめおか内にオープンしました。 愛称「かめまるランド」、施設内には巨大 ボールやソフトブロック、滑り台 などの遊具があります。
子育て支援施設:
KIRINO no KO(きりのこ)(サンガスタジアム内)
熱気球体験フライト サイエンスフェスタ こどものあそびひろば

次世代をリードする若手社員
女性社員の積極的な登用を促進

社会人として輝かしいスタートに先立ち 不安を解消するための取組みを強化しています。
男女雇用機会均等法が施行された 昭和61年(1986年)以降、生産 年齢人口(15~64歳)の就業率は 男女とも上昇しており、特に女性 の上昇が著しい。
亀岡工場での統計においては、 亀岡市在住の作業員のうち約半数 は女性が占めており、特に子育て 期の女性の割合が上昇傾向にあり ます。
就労は、単に収入を得るための手段というだけではなく、人と社会をつなぎ、 社会の中で自立し、経済的な基盤を築くためのものです。人との連帯や協力 を通じて互いに信頼を深めることは、将来のキャリアや個人の成長において 重要な役割を果たします。
入社前
先輩社員との親睦を深めるための様々なプログラム(社内行事などへの招待) 職場環境や仕事内容など、会社全体を知るための十分な期間のインターンシップ
入社後
年代のほど近い先輩社員と共に行動する研修旅行、BBQ大会などのイベント
亀岡工場の 女性の割合 % 2002年 20% 現在 子育て期の女性の就業を促進し 働く女性の活躍の場を増やしています。

女性向けの漢方のラインアップにより
女性特有の症状に応え社会進出を応援

働く女性は女性特有の悩み、健康リスクを抱えています。これらを解消することは 女性の社会進出と働く気力を養い、ディンセント・ワークの改善に繋がります。これは ジェンダー平等の一助を担います。
気分が優れない
肩こり
腰痛
疲れがとれない
手足の冷え
頭痛
めまい
イライラする
何も無い
(複数該当あり)
30~50代の女性 30~50代の女性は93%が
「体の不調・悩みがある」
インターネットクラウドサービスによる選択式および記述式によるアンケート調査
対象者:195人
割は、 女性向けの漢方処方!
女性特有の症状に応え、
女性の社会進出を応援します。
20~49歳の女性
生理痛
イライラ
ホットフラッシュ
冷え・疲れ
肩こり
のぼせ
頭痛
女性特有の身体的悩みがある
桂枝茯苓丸・桃核承気湯・当帰芍薬散
加味逍遥散・柴胡竜骨牡蛎湯・抑肝散
桂枝茯苓丸・加味逍遥散
当帰芍薬散
桂枝茯苓丸
女神散
川芎茶調散

環境配慮型車両の早期導入と燃料転換で
『大気汚染物質とCO2の排出の削減』

早い段階から 環境配慮型車両を導入しており事業活動で発生するNOX、 HC、CO、CO2などの大気汚染物質の排出低減を実現しています。
工場の熱源となるエネルギー源を重油から都市ガスへ転換することでもCO2排出量の削減など、 環境に配慮した生産活動を行っています。
私たちの弛みない活動は全て私たちに 還元されます。地球温暖化の歯止め担う ことは、世界規模で起こる異常気象や 天候不良を減らし、事業の原材料となる 植物などの資源情勢に好影響をもたらします。
排出削減 排出削減
窒素酸化物(NOx)
炭化水素(CH)
一酸化炭素CO
二酸化炭素CO2
CO 25% 削減

効率的な生産計画で『電力の安定供給』に貢献
環境緑化、屋上緑化で『地球温暖化防止』

東日本大震災で電力供給が危ぶまれた2011年に 勤務体制のシフト化と生産計画の見直しを行い デマンドのピークカットに成功しました。
亀岡工場では季節や時間 毎のエネルギー需要に応 じた電力消費を実践して います。 年間を通じてその時期に 適した集中稼働と分散稼 働を切替えることでもエ ネルギー消費のピーク時 における電力量を効果的 にコントロールし電力供 給の安定化に寄与してい ます。
工場全域に芝生緑化を行い、一部の区画において 人々の集いの場としての運用を試みています。 亀岡工場の緑化事業は、景観や環境保全だけでなく、従業員やその家族、地域住民のコミュニ ティーに寄り添った取組みも視野に、『緑のインフラ』としての機能を目指しています。
環境緑化の歩み ―
亀岡工場では開設当初に桜と銀杏の 植樹を行い2つの並木を設けました。 桜は抽出事業を始めた大阪府箕面市 にある桜並木を、銀杏は道修町の本 社にほど近い御堂筋をモチーフに提 案されました。工場開設25周年に エントランス芝生広場を設け、シン ボルツリーにメタセコイヤを植樹し ました。以来、工場全域において緑 化事業を推進し緑豊かな工場を築い てきました。
私たちは、持続可能な未来を共有するために、これら日々の取り組みを継続し、 より良い社会の実現に向けて努力しています。
集中可動 分散可動
23%
削減
約30℃低
45%
削減
最大約30℃
最大
45.9%
削減
最大約60℃ 緑化あり 緑化なし 夏季日中屋上温度 ピークカット ピークシフト
亀岡工場 管理棟
雨水循環型屋上緑化
ヒートアイランド現象の緩和・省エネルギー効果
二酸化炭素の削減・耐熱効果など
緑化土壌による断熱と蒸散 夏季:2~3℃低 冬季:1~2℃高 冷暖房エネルギーの削減

再生可能エネルギーを有効活用し
『エネルギー普及』に貢献しています。

亀岡工場の管理棟と研究棟に、地中熱及び工場廃熱を有効活用したハイブリッド 型地中熱空調を導入しています。管理棟においては屋上緑化との相乗効果 により建物の省エネ効果を更に高めより快適な職場環境づくりに取り組んでいます。
導入後の実績に基づいた 算出では、年間のCO2 排出削減量は約36MT に相当します。
亀岡工場の銀杏は50本、 樹齢に基づく年間のCO2 吸収量は約3MTに相当 します。
研究棟太陽光発電は亀岡工場で最初に導入された発電パネルです。亀岡工場では早い段階 から、環境負荷のリスクが少ないクリーンエネルギーに着目し、消費電力の低減に努めて います。
導入後の実績に基づいた 算出では、年間のCO2 排出削減量 7MT/年 森林換算で約3万m2に、 石油換算では18Lポリ タンク250本に相当し ます。
「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
環境負荷のリスクが少ないクリーンエネルギーの利用を増やし、 消費電力を低減することはエネルギー普及の一端を担います。
亀岡工場 銀杏植栽 50本 約3MT/年CO2吸収 地中熱空調 7MT/年 CO2削減 太陽光発電 36MT/年 CO2削減 銀杏
600本相当
森林換算  約2万m2 石油換算  約250本 18Lポリタンク 太陽光発電

有効成分を濃縮した付加価値の高いエキスを
採用してCO2の排出量を削減

より濃いエキスでCO2排出削減
例えば、ドリンク剤に使用される原料は液剤が多いですが 液剤は軟エキスや乾燥エキスと比較し、同じ濃度にしたと きのCO2排出量は多くなってしまいます。液剤の原料を軟 軟エキス又は乾燥エキスに切り替えることでCO2排出量の 削減になります。
例1.
エキス100㎏(L)の
製造で排出するCO2
⇒ 流エキス:0.5t
⇒ 乾燥エキス:1.7t
例2.
エキス100㎏(L)の
製造で排出するCO2
⇒ 流エキス:0.5t
⇒ 乾燥エキス:3.8t
原料生薬100kgを、同一の抽出溶媒 + 同一の抽出方法にて、剤形がことなる例での排出CO2の算出実績
対応比は当社の標準製造法に基づくエキス収率
例1:コウジン
例2:ボタンピ
100kg 液体から 濃縮物又は乾燥物へ 抽出 濃縮 乾燥 生薬対応比 1:1 生薬対応比 5:1 生薬対応比 10:1 収量:100L 収量:20kg 収量:10kg コウジン流エキス
ボタンピ流エキス
ボタンピ軟エキス コウジン乾燥エキス CO2
0.50t
CO2
0.34t
CO2
0.38t
100%として 32%排出削減 24%排出削減 0.5t(100L)×100L/100L=0.50t 1.7t(100kg)×20kg/100kg=0.34t 3.8t(100kg)×10kg/100kg=0.38t

地元住民を積極的に採用し、
働きがいのある職場環境の確保

地元住民を積極的に採用することで 地域の雇用情勢を充実させ、地域の所得水準、生活水準、消費水準の向上を図ります。これにより、雇用機会損失による市外又は他府県 への移住を減らし、地域の人口減少に歯止めをかけ地域経済の活性化を担います。当社では、働きがいをもち、将来を見据えた生活設計を立て、他府県から移籍して活躍 する社員も少なくありません。
亀岡工場の 地元従業員の割合 39% 2002年 60% 現在 亀岡工場:1990年 亀岡工場:現在 事業の発展=地域雇用の拡充

亀岡工場内の各棟は火災による延焼を
最小限にとどめるため独立化

亀岡工場は東西と南北に主道を設け、各エリア毎 独立化されています。
全工程に同等品質の製造を可能とする バックアップ体制の構築
例:抽出工程 万一の火災でも 延焼は無 又は 最小限 全ての工程に
バックアップ
持続可能なインフラ構築 工程毎に建物を独立化し、かつ工程毎に2棟以上

2拠点化による持続可能な生産供給体制
重要な業務のBCP体制を強化

亀岡工場 の管理棟は本社機能をも有し2拠点化による 受発注が可能です。
万一のロックダウン、緊急災害時などでも持続可能 消費に対する責任と安定した原料供給、生産のパターンを確保しています。
働き方改革の推進や新型コロナウイルス対策など、現在では当たり前となったWEBミーティング、私たちはデジタル回線が 普及しはじめた頃にテレビ電話を導入し、ブロードバンド時代の到来とともにテレビ会議システムに切替え、常に時代を 先取してきました。
・社内ネットワークやサテライトオフィスを活用して情報を共有
・Web会議やテレワーク、緊急時の業務分散化、時間の有効活用
・渉外活動や工場見学もリアルとリモートの両方で柔軟に対応
亀岡工場 管理棟 道修町 本社 受注・生産・出荷 取引先
(製造販売業者など)
2拠点化 重要な業務を2拠点で可能 効率化・生産性の向上 大規模な災害時などの
BCP体制の強化
受注や問合せ、渉外対応
全てのサービスの質を向上

気象変動による凶作に備えて
複数年分の使用原料を確保

私たちが実践する「気象変動に対する具体的な対策」は、事業活動による環境負荷を 可能な限り低減することと、気象変動による植物資源などの原材料の枯渇に対して、 強靱性(レジリエンス)及び適応力を強化することです。
原材料の確保 =『サプライチェーンの根幹をより強固に』
垂直展開となる外国製造業者からの医薬品原料においては、万一の自然災害や事故などに 代表される供給リスクに備えて、常に充分な原料を確保すべく大型の商品倉庫を設け安定 供給に努めています。
世界規模で変化する資源情勢を視野に入れ、 充分な在庫を持つことで万一の 天候不良による資源の枯渇、急激な価格変動による原料確保のリスクを低減し、 製品を安定供給することを常に心がけています。
事業活動による植物等 の天然資源の消費、研 究開発、製造、商品流 通などによる環境負荷
屋上緑化、工場緑化で CO2の吸収を促進し、 クリーンエネルギーの 有効活用によるCO2の 排出削減
亀岡工場では既存の原料倉庫棟以外に、
第1・第2原料倉庫棟の計3つの保管設備で原材料を備蓄、保管管理しています。
環境影響
CO2の排出
大気汚染物質
天然資源の使用
環境配慮型車両
太陽光発電
地中熱空調
燃料転換
屋上緑化
工場緑化
事業活動による環境負荷 + 私たちの具体的な対策 = 可能な限り最小限
環境的リスク:自然災害・パンデミック
地政学的リスク:政治的な不安定要因
技術的リスク:サイバー攻撃やシステム障害
万一の異常気象・不作 安定供給・急激な価格変動の防止 複数年分の原材料を確保 恒常的な生産 つくる責任

グローバルパートナーシップで目標達成!
持続可能な未来には持続可能な事業がある

SDGsが掲げる17の目標は幅広い分野にわたります。世界中の国々が独自に 取り組む内容もあれば、国だけではなく、私たちが住む地域の自治体や特定 の団体、教育機関、企業など、様々な括りでの取り組みがあります。
単独で目標に取り組むだけでなく、それぞれの立場や強みを活かしてパート ナーシップをとり、相互に協力し合うことで、克服できなかった課題を解決 できたり、これからを生き抜くために不可欠な柔軟性や適応力(レジリエンス) が得られることもあります。
これは 医薬品化粧品機能性食品などの事業や商品開発においても同様で、 複数の企業同士が他には無い互いの強みを活かして協力しあうことも重要です。 レジリエンス・リスク分散による持続可能な生産供給体制の確保を目的に当社 への製造委託当社の原薬を検討いただくこともその一つです。私たちは貴社 のSDGsに貢献します。
現状に基づいた私たちのSDGsモデル
「経済」の発展は、生活や教育などの社会条件 によって成り立ち、「社会」は下層の「環境」、 つまり人々が生活するために必要な自然の環境、 エネルギーなどのインフラにより支えられています。
グローバルパートナーシップ 持続可能な生産供給体制
地域社会への貢献と人々の
健康的な生活に尽力する
働きがいのある職場環境を構築し
地域経済の発展に寄与する
女性社員の積極的登用
女性の特有の悩みに寄添う商品
未来を担う子どもたちが
健やかに育つための街づくり
持続可能な近代的エネルギーにアクセスし
環境に配慮した事業運営を推進
レジリエントな生産を可能とする基盤
バックアップ体制の構築
気象変動を配慮した事業活動と
気象変動に影響されにくい生産供給体制
経済 社会 環境 商品開発 受託加工 当社の原薬 持続可能な生産供給体制